タイ語の学習は会話が先かタイ文字が先か

タイ文字が最速で読める講座、を作っています。
長いこと、タイ文字を読むためのルールを延々と説明してみましたが、ようやく(あと1ページを残して)完成しました。

結局30ページ以上の大作になってしまいました。
読むほうも疲れると思いますが、書く方も疲れました。

この講座を書いてみてつくづく思ったのは
「タイ語は会話を先に覚えるのが良いか、文字を先に覚えるのが良いか」
という質問の答えがはっきり見えたなぁ、ということです。

その答えとは
「タイ語は会話が先、その後にタイ文字を覚える」
というのが通常のやり方だと思いました。

これが英語であれば、アルファベットが「abc・・・z」と26個しかないので、1日で覚えられます。
しかも覚えたアルファベットですぐ英語が読めます。
英語は「アルファベットが先」なのは明らかです。

でも、タイ文字はタイ文字のアルファベット(子音)が44個ですがこれだけ覚えてもすぐに使えません。
母音もたくさんあります。
じゃあ、子音と母音を覚えたらタイ文字がすぐ読めるかと言われれば読めません。

読めないというのは、「正確に読めない」という意味です。
つまり、「声調を一切無視」すれば、そこそこ読めます。
でも、タイ人には通じません。

タイ語では声調が非常に重要です。
声調を意識して「正確にタイ文字を」読もうとすると、めちゃくちゃ疲れます。

タイ文字の子音には字類というやっかいなシステムがあって42の子音(2つの子音は現在では使わない)が必ず3つの字類のどこかに属しています。

タイ語の声調をきめる要素は幾つかあって

 ・その子音がどの字類(高字類、中字類、低字類)に属しているか
 ・短母音なのか、長母音なのか
 ・末子音があるのか、末子音がないのか
 ・末子音があるなら「-k,-p.-t」で終わっているのか、それ以外の音で終わっているのか

少なくともこれだけの要素が全部頭に入ってないと正確に読めません。
さらに、単語によって母音の形が変わったり、単語によっては母音がまったく見えなかったりします。

その上、タイ語というのは単語と単語の切れ目がないので、何処までが1つの単語なのか見極めるのが意外に難しかったりします。

従ってタイ文字で単語1つ読むにも考えることが満載で非常に疲れます。
さらにタイ文字は構成上読み方が1つに決まらない場合があって、それらの単語は発音をあらかじめ知ってないと正確に読めません。

じゃあ、何でタイ人は誰でもタイ文字がすらすら読めるのか?タイ人は全員天才?

それはタイ人は最初からその単語の発音を知っているからです。
タイ人は最初から会話レベル100%です。
従って難しいことを考えなくても、タイ文字を見れば自分の知っている発音で読めば済みます。

個人的な意見では、タイ文字というのは自分の知らない単語を読むのはなかなか難しい、と思います。
特にタイ文字を習い始めの頃は。

そう考えるとタイ語というのはやはり「最初に会話の学習ありき」だなぁ、と思います。
少なくとも、たどたどしくても日常会話がなんとなくわかる程度のタイ語会話を身につけてからでないと、タイ文字を読むのが難しいと感じます。

1つの文章のを読むとき、全体の3割の単語が知らないけど、残り7割は知っている、というのであれば読むのが楽だし、全体の文章も比較的早く読めます。

でも、逆に7割の単語がわからないと、そもそも単語がどこで切れているのか把握するだけで疲れます。結果的に読解力の向上もたどたどしいかもしれません。

理想は、ある程度日常会話を覚えたらタイ文字と会話を同時に勉強することです。
なぜなら、タイ文字を読むとき声調が異常に気になります。なまじルールが複雑なだけ、声調を気にせずにいられません。

すると、結果的に日常の会話でも声調が気になりだします。
声調に気が回るようになると、発音も良くなります。

仮にタイ文字をすらすら読めるようにならなかったとしても、会話のスキルが上がると思うのです。






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このページは、タイリンが2008年10月 5日 23:39に書いたブログ記事です。

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