タイらしいすっきりしない解決

ドンムァンとスワンナプームの2空港が解放されることになったようで、一応平穏な日常(?)に戻ることが決定したようです。

しかし、傍から見ているといかにもタイらしいなんともすっきりしない結末ですね。
たぶん、日本にいる人はニュースだけみていると何がなんだかさっぱりわからないんじゃないでしょうか。

PAD(反政府派)の言い分は「裁判所の命令で首相、幹部は失職になった。だから空港は解放する」とのこと。
なぜか裁判所がPADを助けるように当初の予定を早めて異例のスピード判決。

今回の騒動は、民衆(特に貧困層)に強い支持基盤を持つタクシン派と、タクシン氏の登場で利権を奪われた裕福層、エリート層、軍部の対立だと言われています。エリートが基盤の法曹界は反タクシン派に含まれるそうで、今回のスピード判決は最初から決まっていたのだと思われます。

なぜなら12月5日は王様の誕生日。タイ人にとって1年で一番重要な日です。
王様の誕生日を空港占拠したままで迎えるなど国民が許しません。
PADも最初から王様の誕生日を念頭において少し日程の余裕をもって空港を占拠し、「首相が辞任するまで運動は辞めない。解散総選挙はダメ」との声明を発表しています。解散総選挙を認めない理由は、総選挙をされてしまうと民衆に人気のあるタクシン派が再び勝ってしまう可能性が高いから。

結果的に”偶然にも”裁判所(法曹界)から首相の失職判決が出て、"要求が通って面目を保った”PADは王様の誕生日前に空港を解放することができました。めでたしめでたし。

PADとしても最初から王様の誕生日前に撤収するつもりだったので、"偶然にも"裁判所からスピード判決が出ることを”なぜか”予想できたのでしょう。実に不思議な話です。

で、8日~9日の国会で新首相が選ばれるそうですが、PADの声明では「当初の要求通り首相が失職したので活動を停止した。ただし、新首相が連立6党の中から選ばれれば活動を再開する」そうです。

あんぐり。何を言っているのか外国人にはさっぱりわからないかもしれません。
だれがどう考えても連立6党の中から新首相が選ばれないわけがない。野党から首相選んだら法案が1つも通らないだろうに。

これはつまりこう言っているのと同じです。
「最初から活動を停止するつもりはない。でも、王様の誕生日は平穏に過ごしたい。国民からブーイングが来るのも避けたい。従って、王様の誕生日前に活動を一時停止するけど、新首相が選ばれたらまた活動を再開するから」

自分の国のことだからタイ人がそれで良いなら別に良いのですが、空港を閉鎖するのは話が別です。タイ人が迷惑をかける相手はタイ人だけにして欲しいぞ。



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コメント(1)

Johnc486 :

Rattling nice pattern and good subject matter, hardly anything else we need D. cadecgdgcadc

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このページは、タイリンが2008年12月 3日 13:57に書いたブログ記事です。

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