闇の子供たち

たまたま機会があって「闇の子供たち」を鑑賞してみました。

しかし、私の見た映像は一切字幕がなくて、タイ語の会話部分も日本語字幕があてられてないぞ。
日本の上映でもそうだったのだろうか(なわけないか)。

何の予備知識もなく観始めてみるとどうやら児童買春がテーマになっていることに気付いた。
後でAmazonのレビューを見てみたら高評価だったけど、個人的にはちょっと醒めた目でみてしまいました。

現代アジアで児童買春(18歳未満という意味ではなく、10歳かそこらの児童という意味)といえば、むしろタイじゃなくてカンボジアの方が問題なんじゃないのかなぁ?
20年前だったらタイでも良いんだけど、今となってはちょっと違うような・・・。
カンボジアだと日本人になじみが薄いからか?興行的に成り立ちにくいから?カンボジアだと撮影許可が取れないから?

などと余計なことを考えてしまい、なかなか映画に集中できなかったのですが、途中でタイが舞台になった理由がわかりました。

どうやら児童買春と同時に貧困者の臓器売買の問題を提起しているようだ。(映画では特に生きた児童からの心臓売買)。
たしかに、臓器売買(特に心臓移植)は高い医療技術が要求されるので、カンボジアでは適さない気がします。
この問題はタイならではでしょう。

・・・と思っていたら鑑賞後、Wikipediaを読んでみると、「この作品はフィクションであり、子供の日本人がタイで心臓移植を受けた事実はない」とのこと。なんじゃそりゃ。

Amazonレビューでは絶賛されていますが、タイにいる人間としてはどうしてもリアルでない部分が気になってしょうがなかったです。
終わりの方で白昼堂々大衆の前で銃撃戦を始めてしまうシーンでは、「あー、そのやり方はタイ人っぽくないな~。闇でこっそり撃ち殺してしまうとか、酔った勢いで撃ち殺してしまうとか、権力者をバックにつけて逃げ道を確保してから撃ち殺してしまうのがリアルだよな~」とか余計なことばっかり気になってしまいました。

そもそもこの映画のテーマである児童買春の闇はその国の経済発展の度合いに影響されるので、2,30年前に比べて既にかなり闇が薄まってきているんじゃないのかなあ。(まったくないなんて思いませんが)
経済状況が発達する段階で自然消滅的に解決されてしまうのでやっぱり今映画を作るならタイよりカンボジアの方が闇の深さという点ではリアルだよなぁ、と考えてしまいました。

あと、ヘンな心配ですがタイに来たこともない日本人がこれを観て「うへー、やっぱりタイってこういうことが日常的にあるんだよねー。やっぱり貧困国は怖いねー。こんな深い闇にスポットライトを当てた監督はすごいぜ!」なんて思ってるんじゃないかと。

タイはそこまで貧困国ではないし、臓器売買はどの程度タイの中で社会問題なのかわかりませんが、そんなにひどい国ではないよです、タイは。(とフォローしてみる)







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このページは、タイリンが2009年8月 8日 16:01に書いたブログ記事です。

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