タイ文字を10倍早く入力する方法(ATOKの省入力変換は素晴らしかった)
前回までのエントリー
の続きです。
ここまでの結論としては
・MS-IMEにタイ語辞書を突っ込んでみた
・MS-IME2002/2003に予測変換の機能はないが候補のタイ文字が見やすいし比較的使いやすい
・MS-IME2007(Office2007版)の予測変換はあまり役に立たない
というものです。
残念ながらMS-IMEではタイリンのイメージしていた機能の50%くらいしか実現できないので、今回は本丸であるATOKを攻めてみたいと思います。
今回試したのは最新版のATOK2009
非常に高機能になっていて驚きました。
ATOKって昔使ってて確かに便利だったんですが、最新版を使ってみてここまで進化しているとは知りませんでした。
今回の目的はタイ語の推測入力を試すことだったんですが、普通に日本語入力の方もMS-IMEよりかなり早く入力できそうなので、この機会にATOKに乗り換えようと思います。
で、ATOKが非常に高機能だったので、どの機能を使ってタイ語の推測入力をしたら良いのか迷いました。
試行錯誤すること丸1日。
で、できました!
さすがATOK!!
どうやら「省入力候補」という機能を使えば良いようです。
手順を書いておきます。
1.タイ語辞書取り込み手順

↑ まず、ATOKメニューから「辞書メンテナンス」を選びます。

↑ サブメニューが展開されるので「省入力データ編集ツール」を選びます。

↑ 省入力データ編集ツールの画面
「取り込むデータ」で「テキストファイル」を選びます。

↑ 「取り込みファイル」に音リンガルで生成したCSVをちょこちょこっと加工したデータを選択します。
(加工の方法は後ほど説明)
「未登録データ出力先」ってのは、インポートできなかった単語のログが出力される先みたいです。
とりあえず適当に出力先を指定。
「取り込み実行」ボタンをクリックすると辞書データの取り込みが完了します。
2.取り込みデータのフォーマット

↑ これが音リンガルで自動生成されたCSVをメモ帳とかで開いたところ。
カンマ区切りですね。
これをATOKで取り込める形に変更してやります。
タイリンは例によって秀丸の置換を使いましたが、EXCELを使っても可能です。

↑ これが、ATOKで取り込みできるフォーマット。タブ区切りになってます。
(重要!)タイ語と日本語訳の間には「タブが2つ」入ってます。この事実がATOKマニュアルのどこにも書いて無くて、ここにたどり着くのに非常に苦労しました。
3.使ってみよう!
とりあえず使ってみましょう。
ポイントは「半角英数固定」を選ぶことです。

↑「半角英字」でも良いような気がするけど違いはまだ調べてません・・・。
何しろ色々調べることがあったので・・。
3-1.ポムラックムァンタイ(ผมรักเมืองไทย)とタイ語で書いてみよう!!
簡単な文章を作ってみます。
「ポム」「ラック」「ムァンタイ」と入力してみましょう。

↑ 「pom」と入力したところ。
ここで「TAB」キーをクリックすることで「pom」から始まる単語の候補一覧を表示することができます。

↑ 候補一覧が表示されます。非常にたくさんあります。
タイリンは既に一度「ผม」を入力したことがあるので、ATOKの学習機能によって候補の一番上に来てます。
「エンター」キーを押して確定します。

↑ 続いて「ラック(rak)」、「ムアンタイ(muantai)」と入力して次々に確定してきます。
これだけ!!
なんとも非常に簡単にタイ語の文章(ผมรักเมืองไทย)が入力できてしまいました。

↑ ちなみに、ATOKはなかなか賢くて一度入力した文章を覚えてるみたいです。
「pomrakmuantai(ผมรักเมืองไทย)」と一度入力したことがあればいきなりタイ語に文章を変換してくれるという親切設計。

↑ 「Tab」キーを押すと候補が表示されます。
さすがに日本語訳は表示されませんが(登録してないし)、自分で入力した文章なので日本語訳がなくてもなんとかなると思います。

↑ 「pom」と再度入力したところ。
今度は先ほど入力した「ポムラックムァンタイ(ผมรักเมืองไทย)」が候補の一番上に来ていますね。
これがATOKの学習機能です。
「Shift」+「Enter」でいきなりタイ語に変換することもできますし、「Tab」キーで候補一覧を表示することもできます。
3-2.MS-IME2007で敗北した「インディーティーダィルージャック」に再挑戦してみよう!

↑ 「yin」とだけ入力して「Tab」キーをクリック。

↑「yin」から始まる候補一覧が表示されます。
「知り合いになれて嬉しいです」を選んで「Enter」で確定!
MS-IME2007と違い、3回も入力する必要はありません!
一度も入力したことがない用語でもちゃんと候補表示してくれます。

↑ 学習機能によって、「yi」と入力しただけで、先ほど確定した用語が候補の一番上に来ています。
非常に便利。
ふー、書くの疲れた。
とまあ、機能の差はMS-IMEとATOKでは歴然としているんですが、そこまで便利じゃなくても
MS-IMEでも疑似推測入力ができる方法をニヤーイさんが発明してくれました!
4.(おまけ)MS-IMEで疑似推測入力する方法
辞書の方を加工して、各単語の読み方を最初の3文字だけにした新しい辞書をつくり、IMEに追加します。
(元の読み方はそのままIMEに残っています)
たとえば、このように。
aro อร่อย
aro อารมณ์
aro อารมณ์ดี
aro อารมณ์เสีย
これをIMEに追加登録して、「aro」と打ち込んで変換すると、上の4行が全部表示されるので、その中から選択します。最初の2文字では候補が多すぎます。3文字ってのがポイントですね。場合によっては候補が10個以上になるので探すのが大変ですが、全文字打ち込むよりははるかに楽でしょう。
しかもIMEの学習効果で、よく使う候補はリストの上位に集まってくるので、使えば使うほど探すのが楽になってきます。
やり方は、
1.辞書の加工は、エクセルで、左3文字を取り出す関数を使えば、すぐできます。保存はUnicode textで。
(私のはエクセル2002英語版ですが、無料版辞書24000行なら読み込みはあっという間です)2.IME登録のとき失敗単語がボロボロ出ますが、これは読み方を最初の3文字にしたため、「読み方+単語」の重複が発生したからです。本家は1個だけ登録されるので、気にしなくていいです。
3文字入力すればかなり候補が絞られるのでかなり便利になるのではないでしょうか。
結論:まず、MS-IMEで疑似推測入力を試してみる。でも、もっと便利なのがいいよ!という人はATOKを導入してみてください。
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ATOKなかなか使えそうですね。
やはり四国と中国(大陸の方)の違いでしょうか。w
拙ブログの「お気に入り」にいれされていただきました。
ATOKいいですよ~。
彼らは日本語変換の真髄を究めようとしてます。
相手が巨人なだけに必至でいいものを作ろうとしてる姿勢が伝わってきますね。
好感が持てます。
> やはり四国と中国(大陸の方)の違いでしょうか。w
四国?って一瞬わかりませんでした。
JustSystemって四国の会社なんですね~。
地方でがんばってるなんてますます応援したくなります。
「お気に入り」入りありがとうございました。
こちらも「お気に入り」へ、っと思ってあまりに久し振りだったんで、お気に入りの登録の仕方がわからず苦労しました。(^^;
必死で探して登録させていただきました。
こんにちは。
「Google日本語入力」出ましたね。
デフォルトで省入力になってて、頭の3文字入れたら、何も押さないで候補が出ます。ATOKよりもかしこい?
私が作ったエセ推測入力いりません。忘れてください。
中国(IME)よりも四国(ATOK)よりも、米国(Google)の勝ちですか。
ごぶたさしています、こんにちは。
Google日本語入力使っています。
変換精度はATOKの方が上かもしれませんが、正式版が出たら精度も向上してくると思います。
このレベルのIMEを無料で出されたらATOKはもうジリ貧ですね。