タイリン: 2009年1月アーカイブ

タイ語学校に通うと、まず”王道”で”礼儀正しい”単語ばかり教えてくれます。

例えば、女性の生徒は、「私」を意味する「ดิฉัน(ディチャン)」を使わされます。
「ดิฉัน(ディチャン)」は改まった丁寧な表現で、日常会話ではほとんど登場しませんが、ともかくもタイ語学校の中では「ディチャン」です。

また、「知っている」を意味するタイ語は日常会話では「รู้(ルー)」を使うことが多いですが、タイ語学校ではフォーマルな場で使われる「ทราบ(サープ)」を教えてもらいます。

タイリンはケチなので、タイ語学校に通っていた時は、プライベートレッスンではなく、グループレッスンでした。
ある日のこと。
服を着たり、脱いだりする表現を先生がタイ語で教えていると同じクラスの年老いたファラン(白人)が、先生に質問しました。


先生:「服を着るは、サィスァ(ใส่เสื้อ)、脱ぐ時は、トートスァ(ถอดเสื้อ)です。」
ファラン:「先生、ヌードはタイ語で何と言いますか?」
先生:「・・・」

実にセクハラ的なファランですが、こういった質問は他の生徒も興味があるところ。
ノートとペンを準備して黒板に注目する生徒に対して、次の様に先生が書いてくれました。

「ชุดวันเกิด(チュット・ワングート)」


今にして思えば、これは大変面白い裸の表現方法です。

「ชุด(チュット)」というのは、「セット」という意味でコース料理などに使われることもありますが、衣服に関して用いられる時は、ただの服ではなく、上下がセットになった制服とか、パジャマなどに使われるタイ語です。

例)
「ชุดนอน(チュット・ノーン)」・・・寝巻き、パジャマ
「ชุดทำงาน(チュット・タムガーン)」・・・仕事の制服
「ชุดว่ายน้ำ(チュット・ワィナーム)」・・・水着
「ชุดแต่งงาน(チュット・テンガーン)」・・・結婚衣装、ウェディングドレス


そして「วันเกิด(ワン・グート)」は

「วัน(ワン)」・・・日
「เกิด(グート)」・・・生まれる

生まれた日、つまり誕生日のことです。

すると、
「ชุดวันเกิด(チュット・ワングート)」
で、日本語に意訳すると

「生まれた日の姿」

という感じになるのでしょうか。

「生まれたままの姿」という表現は日本語でも婉曲的に「裸」を意味しますが、それに近いタイ語なのかもしれません。

誰でも、覚えた単語は使ってみたいものです。
後にパンラヤーになる彼女に「チュット・ワングート」を使ってみたところ

「は?」

という顔をされてしまいました。
どうもあんまり一般的な表現ではなさそうです。(もしかしたら発音が悪かっただけなのかも?)

でも、意味を説明したら笑って面白がって理解してくれました。

あと何人かのタイ人にも使ってみたのですが即座に理解してくれる人はいませんでした。
でも、説明するとみんな面白がってくれます。

もちろん普通にタイ人が使う「裸」を意味する俗語が存在すると思うのですが、夜のタイ語会話が苦手なタイリンは未だにその類の俗語を知りません。

もし、これを読んだ方で「チュット・ワングート」をタイ人に試してみてくれた方がいたら、”タイ人に通じる度”をぜひ教えてください。

「君の生まれたままの姿が見たいんだ」
だったら
「อยากจะดูชุดวันเกิดคุณ(ヤーク・ジャ・ドゥー・チュット・ワングート・クン)」
あたりの表現で大丈夫だと思います。

相手の気分を害するのを気にする方は(親しくもない人にこんなこと言う人もいないと思いますが・・)

まず、相手の衣服を褒めて

「ชุดนี้น่ารักดีนะ แต่คิดว่าชุดวันเกิดคุณน่ารักกว่า(チュット・ニー・ナーラック・ディー・ナ、テー・キットワー・チュット・ワングート・クン・ナーラック・グワー)」

と頭に付けてみてください。
意味は

「その衣装可愛いね、でも、思うに、生まれたままの姿の君の方がもっとかわいいんだろうな」

といった感じです。
”衣服”の「チュット」と、”生まれたままの姿”の「チュット」が韻を踏んでいるところがポイントです。




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パンラヤーが頻繁に使ってるのを聞いていつの間にか覚えた表現。

携帯に電話がかかってきて、番号を見ても誰かわからない。
電話を取ってみても、やっぱり誰だかわからない。
そんな時にパンラヤーがこんな表現を使ってました。

「ไม่ทราบว่า โทรมาจากไหนคะ(マィサープワー トーマージャークナィ カー)」

「ไม่(マィ)」・・・否定
「ทราบ(サープ)」・・・知っている
「ว่า(ワー)」・・・関係代名詞
「โทร(トー)」・・・電話する
「มา(マー)」・・・来る
「จาก(ジャーク)」・・・~から
「ไหน(ナィ)」・・・疑問詞を作る(どの、どれ、どこ)

日本語に意訳すると
「どちら様でしょうか?」
くらいの意味になります。

ここで「へー、タイ語の丁寧文はそういう表現するんだー」とちょっと感心したのが

「ไม่ทราบว่า(マィサープワー)」

です。
普通日常タイ語会話で「知る、知っている」は

「รู้(ルー)」・・・知る、知っている

を使いますが、ちょっと丁寧に「知っている」と言いたい時は

「ทราบ(サープ)」・・・知っている、存じている

を使います。
で、否定の「ไม่(マィ)」がついて

「ไม่ทราบ(マィサープ)」

で「知りません、存じません」といった意味になります。
それは普通誰でも知っていると思いますが、この「マィサープ」を使って、タイ語の丁寧文を作成することができてしまうようです。

「ไม่ทราบ(マィサープ)」・・・・知らない、存じ上げない

に関係代名詞の

「ว่า(ワー)」

をくっつけて

「ไม่ทราบว่า(マィサープワー)」

になると、「(私は)存じ上げないのですが、・・・・」
と後ろに繋ぐ文章を丁寧にする役目を果たします。
「ไม่ทราบว่า(マィサープワー)・・・」
の後には疑問文がくることが多いようです。

電話で掛かってきた相手の身元を確かめたい場合、

「โทรมาจากไหนคะ(トーマージャークナィ カー)」

これだけで、文章として成立しています。
日本語に意訳すると

「どちらから電話をおかけでしょうか(どちら様でしょうか)?」

と、それなりに丁寧な表現です。

電話では、相手が誰かわからない時点で、その人が重要人物なのか近い知り合いなのかわかりません。
そこで、最高級の丁寧な文章を作りたい時に「マィサープ」が利用できます。

「ไม่ทราบว่า โทรมาจากไหนคะ(マィサープワー トーマージャークナィ カー)」

「存じ上げないのですが、どちら様でしょうか?」

日本語ではあんまりこんな表現はしませんが、意訳すると

「(大変)失礼ですが、どちら様でしょうか?」

の「(大変)失礼ですが、・・・」に相当するのでしょうか。

この丁寧文を作る「マィサープワー」は電話だけの表現ではないようです。
友人同士の会話で登場する表現ではありませんが、例えば会社の中でそれほど親しくない同僚、上司、又は取引先のお客さんと会話をするときにも使える、覚えておくと便利な表現です。





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